ivataxiの日記

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アジャリ

1996年から1998年の間はトライアスロンの練習をしていた。特に誰に頼まれたのでもないが、何となく始めた。まるで比叡山あじゃりの苦行のようだ。そういえば父方のひいじいさんというのは、詳しいことはわからないが胡麻焚き修行をした人だったとか。まだ四国が橋で本州との話つながる前の話だから、何かシャーマン的なことをやっていたのだろうか?比叡山の修行は、一本下駄で山を走るそうだ。二本だと虫を殺生する確率が増えるからだとか。口では念仏を唱え、手は鈴を鳴らし頭には雑念を許さない。僕にはできない…と、暑さ寒さの中トライアスロンの練習をしながらも、かつて修行したというひいじいさんの魂を傍らに感じたようにも思う。