ivataxiの日記

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火の玉

200X年。人が死ぬと「火の玉」が出るという。体内のリンと関係しているのだとか?散歩の途中、そういう物が飛んでいるのを見た。だが、かなり大きく、動きがジグザグだった。そして「フッ・・」と、消えたのだ。そのことを忘れかけてた頃、ラジオで「稲垣ゴロー」君の番組で、彼も「それ」を見たという。だが、彼は「火の玉」とは、思っていない様子だった。「他にも見た人がいる」ということは、自分の目の前に飛ぶ「火の玉」ではなかったということだ。新聞に「全国で火球が観測されました」と、報道があったのは、そんな人々の恐れを緩和するためだっただろうか?少なくとも狭いエリアの話ではなく、目撃者も多数のようだった。以後、その記事は一切報道されていない。