ivataxiの日記

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いい具合な天気

昨日は金環日食を見ることができた。それは結果論だ。事 前に何度も天気予報で曇りと聞いていた。朝、やはり厚い雲がすっかり空を被っていた。でも、だいたいそんな時間に外に出る。多くの人が虚しくくもり空を諦 めきれずに見ている。「曇ってますね」と知らない人と話す。「運動場で子供たちは集まってますから」と、先生らしい人に話しかけられた。雲が少し薄くなっ た気がした。一部が割れた。そこから天使が降りてきそうな「ベルベットイースター」的な神々しい光のベールがカーテンみたいになびいて見えた。「あれれ」 見間違いかと思った。段々太陽が顔を出し同時に雲がどんどん消えて行く。「天照大神が雨の岩戸から顔をお出しになった」という風で、古事記の人々もこれを 見たのかも知れない。歩いて行くと「これは見えるかも?」という期待に表情が輝いた人々が増える。雲半ばで太陽をうまく遮ってくれている。やがてすっかり 天候は晴天に近くなり太陽の周りには雲がない。知っている人が「貸してあげるから見て行きな」と、専用の眼鏡を貸してくれた。直接も少し見てしまい、残像 がリングの形をしている。iphoneの内側カメラにして後ろ向きで撮影した。専用の眼鏡を持つ人に、面識はないが「見えました?」と聞くと微笑み返し (キャンディーズの曲)てくれた。あとで老人に「見ました?」と聞くと「そんなヒマない」と不快な顔をされたが・・また300年後に見れるというから望み はつながったのかも知れない。前回は1080年頃だったようで、日本の人々は天体観測の知識も今と違ったから、恐ろしい現象だったのかも知れない。好きな アメリカのテレビシリーズ「ヒーローズ」(超能力者の話)の最初と毎回のタイトルが金環日食で、ヒロという日本人の男の人がビル屋上でラジオ体操をしてい る時に上空で金環日食を目撃し、そこから彼のタイムリープ能力が開花する・・という展開だった。この時を設定していたのだろうか?また、本当に人類が金環 日食を目撃して遺伝子や超能力の変化に目覚めたとしたら・・。朝からスプーンを曲げることにしよう。