ivataxiの日記

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玄米茶のオカキ

今は静岡に住み美味しい日本茶を平然と飲む環境にある。エンゲル係数みたいな日本茶係数というのがあれば、静岡はきっと日本でも上位に入るのではないだろうか?個人的には入れたての日本茶は緑だがやがて黄色や茶色や透明に近くなるまで飲む。大阪で高校まで過ごした頃は「お茶いれたで」と母がいうお茶は「玄米茶」のことであった。お茶っ葉に紛れておかきが入っているので、オカキの香ばしい風味が加わって好きだった。だが、安価な物で静岡ではついぞ口にしない。玄米茶に入ったオカキはお茶漬け海苔の中のオカキと同じ感じだ。パラパラとご飯にかけた時は乾いて小さいが、お茶に浸していると水分を含んで香ばしい香りを出し少し膨らむ。口にサクサク流しこむお茶漬けはあまり噛まないから消化に悪いとも聞く。だが、しっかり咀嚼するお茶漬けというのも、ソバの食べ方と似てそぐわない気もする。玄米茶のオカキの香ばしさとお茶漬け海苔のオカキの香ばしさは大阪時代の味と個人的には思うのだ。