ivataxiの日記

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マンガもレンタル

まだ借りていないが、レンタルDVD屋さんで書籍のマンガもレンタル・・という話。少し前にビデオを完全に辞めて、DVDに変更という大きな波があった。ビデオだと、背表紙の厚みがDVDより分厚くなるからか?または、返却時に巻き戻していないと店員さんがシンドイ思いをするからか?家電業界の変化に対応したからなのだろうか?漫喫というのは今は流行っているのかどうか知らないが、マンガをレンタルし始めると影響があるだろうな?30年程前、ここ静岡でも貸本屋というのがあった。結構繁盛していたと思う。本屋さんも小さい店が繁盛していたが、やがて大型店と大型本のリサイクルショップに押されたのか次第に消えて行った。NHK朝ドラの「ゲゲゲの女房」は水木しげるさんの奥さんが主人公だが「吾輩は猫である」の目線で面白かった。戦後、日本に戻った水木しげるさんがマンガの黎明期に消えずに小さな火を灯し続けた。その中に「貸本業界」が生まれて消えて行く様子もアッサリ表現されていた。(紙芝居というのもあった)大阪にいた頃、本屋よりも安くマンガが読めるから場末の貸本屋に通った。当時、自転車も持っていなくて歩いてかなりの距離だったが楽しみだった。自宅でマンガ雑誌を取っている同級生たちとは所得が違うから、その位の苦行は当然だ。さいとうたかおさんの「ゴルゴ13上村一夫さんの「同棲時代」などは、大人のマンガでドキドキした。借りて返すという宿命からか、それぞれの家の生活の臭気が本に付着して、店全体がすえた匂いで淀んでいた。