ivataxiの日記

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おせち

最近の30代以下は3分の1しかおせち料理を食べないそうだ。子供の頃は、好きじゃなかったがないとお正月ムードが下がる。クリスマスにケーキがないのと同じ感じだ。母親はガスと七輪で年末多くの時間をさいておせちを作った。まだ、女性が社会進出しないのが当時は当たり前で、今のように贅沢が当然ではなかったから、つつましく男性の稼ぎで暮らしていた。おせちの中身で思い出すのは「千枚漬け」「黒豆」「金時」「ナマス」「佃煮」「伊達巻」「かまぼこ」「こんにゃく」などかな?「カズノコ」は高価で「タラコ」だった。でも結局、子どもは「ハム」などがあれば良かった。大掃除を年末にして、おせちも作って、お正月の間は、外に買い物にも出ないし、できるだけ料理もしなくて良いという工夫の歴史なのだろうか?現在、近くの大手スーパーもほぼ年末年始はやっているし、コンビニは常時、開店している。道を歩いても、ほとんど電灯が灯るし、街には防犯カメラも多い。「お正月に和服で家にこもる」という習慣自体が過去に遠のいている感じだ。