ivataxiの日記

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木山裕策さん

ラジオ 木山裕策さん


深夜のラジオで「木山裕策さん」という人が出ていた。まったく知らないけど、なんとなく聞いていた。サラリーマン現役で、ミュージシャンでもあるそうだ。高校までは勉強ばかり。父親は高校教師・母親は美容師さん。なんとなく髪を切ったりという適正はあっても、母親がそういう進路を望まなかった。外大スペイン語を卒業し、一年間塾講師でお金をため、東京にでた。数年間、専門学校で「シナリオ」の勉強をした。そこで奥さんと知り合い、子供を授かり、シナリオへの夢は互いにあるもののバイトではなく出産を機に正社員で働き始めた。広告制作会社。当時は製作者だったが、現在は管理職。一週間のウイークデーは完全なるサラリーマン。休日にはミュージシャンとなる。「シナリオの進路をあきらめて、結婚と子育てのために働く」ということは、夢見がちな若い男性にとって、ある意味悲しい選択・現実だろう。でも彼はいう。「子供のために働くということは、すごくうれしいことなんです」という。次第に現実の比重が増えるにつれ、シナリオの中の物語より、現実の物語のリアルさが素敵と感じるようになったようだ。ガンが発見され手術で声を失う可能性があった。「せめて、この歌声を子供たちに残したい」という強烈な願望があった。デビューはあまりに遅く、勝ち抜き番組でトップを取るが歌手生活は二足の草鞋だ。父親目線の子供への愛を歌う彼。そういえば聞いたことがある。「平井堅さんって、こんな歌も歌うんだ?」と、感じた曲が彼の歌声だった。彼の尊敬する歌手も「平井堅さん」ルックス・骨格もなんとなく似ている。なんとなく、二曲ほどアップしてしまった。彼のコンサートには子連れのお父さんが多い。最前列で号泣するお父さんたちもいるのだとか?