ivataxiの日記

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テレビ 高畑勲さん

テレビ 高畑勲さん

「あの人に会いたい」というテレビで「高畑勲さん」が出ていた。この番組はもれなくすでに亡くなった人を取材。「ほたるの墓」が有名。野坂あきゆきさんの実体験に基づくドラマなのだろうが、正視できない悲しみ。高畑さんは絵を描かず、すぐれたアニメーターが清書するようだが、特にすぐれたアニメーターが後に有名になる宮崎駿さんだったようだ。「風の谷のナウシカ」で、当時無名の「久石譲さん」を起用。のちのち、ジブリアニメの多くの音楽を担当。ナウシカで儲けた資金と宮崎の自宅を抵当に入れて、高畑さんはゆっくり作品を作る。が、興行は伸びない。(「平成たぬきポンポコ」は、金額面で誇れるアニメに)挽回のために「天空の城ラピュタ」が制作され、大ヒット。「自宅作らなきゃならないから、ついでにスタジオも兼ねれば」という高畑の提案が「スタジオジブリ」となる。東京大学でフランス文学を専攻。「紅の豚」の中で扱われたシャンソンの完全翻訳も高畑自身が行ったとか。亡くなる寸前まで、表現方法にこだわった。「結果としてアニメを選んだことは正解だったのかも?」と。