ivataxiの日記

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傘の差し方

雨・傘のさし方

まだ台風4号は東海地方までは達していないがどこかに上 陸しているかも知れない。30分位だがその風雨の中を歩く。傘・長靴の装備があるから安心していた。そこそこ大量の雨位なら傘・長靴で撃退する予定だっ た。風が横殴りで強いのには辟易したがまだ台風の域には達していないのだから文句もいえない。少し折れた傘だったが、これ以上は勘弁して欲しい。強い風の 時には少しすぼめて風をやり過ごす。常に変わる風の方向を傘の軸と傘のコウモリの羽に感じつつ繊細さと強引さでグイグイ押しながら「ごめんなさい」とうい 気持ちを風さんにわかってもらえるようにクネクネと逃げ惑う。頭から首までは濡れなかったが、その下はプールに飛び込んだみたいだ。ズボンの端をどうして 長靴の中に入れてしまったのだろうかと悔いてならない。ズボンのしずくがすべて綺麗に長靴に溜まった。しかしなるべく早く帰りたい気持ちが、重く水に満た され長靴でドシドシ早足に歩ませる。家に着くと放心状態だ。濡れたまま廊下を歩き濡れたネコみたいだ。お風呂場で長靴を裏返すと水が落ちる。ともかくお湯 で身体を洗うと少し人心地がついた。