ivataxiの日記

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脳脊髄液減少症の女性ピアニスト

ラジオで日本人女性ピアニストが演奏している。何だかゆっくりだ。「脳脊髄液減少症」の女性が弾いていると聞くと、話は別だ。海外でプロのピアニストだった彼女は、交通事故でゆっくりと頭痛などの症状を訴えるようになり、ついには寝たきりになる。「脳脊髄液減少症」と診断された。「死にたい」とも思ったそうだ。ご主人は欧米人のようだが、治療で日本に戻っている時「東日本大震災」があった。「生きたいと思っていたのに死んで行った人々がいるのに、生きている自分が死にたいという考えは間違っていた」と気付いたという。「自分は本当は何かの役に立つはず」とも思い始め、またピアノを弾き始めた。ヨーロッパでのコンサートにも参加できるまでになったそうだ。