ivataxiの日記

絵 文章 映画

マンション

ブラジルで長く住んだ日本人男性が今働きに日本に来ている。綺麗な過去の正しい日本語を話す。「まじっすか?」とかは絶対いわない。彼の父親は商社マンでブラジルに長く移住勤務していた。彼は幼稚園に行く少し前に日本を離れた。今では日本に戻ってバブル期から住み続けている。それは安全だから。日本に来る時に「マンションに住める」と聞いたそうだ。住んでいるのは日本でいうマンションだ。だが、彼のいうには「ブラジルでマンションというのは日本で言う別荘地の一戸建て」のことらしい。ダイブ規模が違う。もう少し高級なコンドミニアムだと門番がいて、主人の招待がなければ入れてもらえないそうだ。コンドミニアムというと「ハワイなどの小屋」を想像するが。ともかく、日本だけの表現で世界基準とは随分スケールが違うらしい。江戸時代には鎖国していて、一般人は長屋に住んで当たり前だった。「江戸っ子は宵越しの銭は持たない」と、良く時代劇には出てくる表現。そう、日本の住環境の基準は世界レベルではないみたいなのだ。