ivataxiの日記

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時計バンド

時計は大型量販店で買った、男性品の最も安い物。でも、ちゃんと動作する。しかし、いかんせんベルトは安物を表現していて、すでに廃棄。15年程前に他界した同居だった義父の時計。本体は自動巻で秀逸だが、これもイカンセン古くて廃棄。 で、腕時計のベルトだけ残っていた。100円均一で手に入れた、細かいドライバーでなんとか外して、義父のバンドと量販店の本体を合体。サイボーグとして生まれ変わった時計は、新たな生命を得て、世界中の悪と闘うまでの能力はないまでも、気に入っている。義父は大正最後で昭和の最初の人。身長はぼくと同じだったが、当時は学校で一番背が高い人だったようだ。喧嘩も強く、マーロンブランドに似ていた。背が同じなので、お古の服はすべて同サイズ。良かった。ぼくが大正時代に生まれていたらそこそこ大きい方だっただろうに、昭和に生まれたお陰で、身長は低い方からいつも二番目。時計バンドはかなり太く腕からクルクル回ってしまう。そこまで修正できる腕前はないからそのまま使う。手首は努力してもそう簡単にやせたり太ったりできない場所だ。ボディービルダーに聞いたら「手首や肩幅など生まれつき変わらない部分が100人に一人の人を見つけて筋肉を鍛える」そうで、ちなみにぼくは論外ハート。大正時代にこの手首の太さがあったら、喧嘩で負けた事がない訳だ。