ivataxiの日記

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シャネルブランド

シャネルブランドに流れるもの
どんなに優れた人も、この世に生き続けるということは許されていません。シャネルにもそんな日が訪れました。でも、その一日前にも仕事をしていて、振るえる指で針をあつかっていたようでした。84歳だったと思います。「明日も仕事場で・・」と、最後に会った人に伝えたようで、本人はまだ働くつもりでいたみたいでした。不眠症に悩まされていたことは周囲も周知のことだったようですが、誰もそれには触れずに普通に仕事をしていたようで、それがシャネルにとっては親切だったのかも知れません。「人はこのようにして死んでゆくのよ」というのが、看取った人への最後の言葉だったようです。デザイナーは変わっても、シャネルというブランドには、今も「coco」の魂が受け継がれ、その血が流れている・・そんな風に考えたいのでした。