ivataxiの日記

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黒ビール

帰るとたいていは上半身裸である。もらった缶ビールを冷やしてプルトップを開ける。「プシュ」この音も快感だ。グラスにつげばまた趣きもあるのだろうが、そのまま飲む。口から垂れたビールは上半身に流れた。普通のビールは黄色だが、今回もらったビールは黒っぽい。黒ビールである。味に色は着いていないが、色と味がセットで記憶されて二回目以降はパブロフの犬状態てなる。まろやかな舌触りに濃い苦味が合う。舌が真っ黒になりはしないかと少し心配にもなる。喉越しもピリピリした感じがおとなしい。常温ならもっとまろやかに違いない。砂糖を加えて暖めて飲む方法もあるようだ。アルコールのないビールもあるようだが、これは5%。すきっ腹だということもある。だが、5年半のアルコールに対するブランクが過剰反応を起こしそうな不安もある。翌朝はいつもより寝坊した。雨のせいもあるが、ビール効果もあるだろう