ivataxiの日記

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ジェットコースター

怖い映画もダメだがジェットコースターも怖い。首を寝違えていた時にディズニーランドのスペースマウンテン(今もあるのかな?)で暗闇の中を走った「次はどっちに曲がるんだ?」と、首の痛みと戦いながら乗った苦い経験のあとはなるべく乗らないことにした。子どもたちの引率で近くのジェットコースターに乗った時も怖かった。短いコースで多くの危ない体験をさせるジェットコースターだった。「身長130cm以下の子供は乗れない」と書かれていて、乗れなかった子供は悔しそうだった。思えば事故もあって、やはり危ないと書かれていることは守る方が良い。最高の高みにゆっくり登る。登り切る前にはこれからどんな冒険がやってくるのか見えない。ある人には希望でありある人には困難が待ち受けている。先が見えたら下りに入ったこと。様々な回転・ゆれ・ネジレなんどをそれぞれのアトラクションで設計されている。普段は真顔の無表情の人が顔を崩してわめき・泣く。短い時間が長くも感じるヒトトキだ。最後は段々ゆっくりになり止まる。「もう二度と乗らない」という人も「また乗る」という人もいる。同じジャットコースターで同じ体験をしていても感じ方は人それぞれだ。
今経済は「乱気流」に入ったと偉い人はいう。1990年のバブル全盛の時と少し似ている。あの時はフセインの侵攻が形としてあったが、裏で進行した経済の状況・人の思いは今と似ている。「ミニバブル」とささやかれる現在。戦時ではないが火種はそこここに見える。気を付けないと。
そう、ジェットコースターの下りに入ったあたりの状況なのではないだろうか?