ivataxiの日記

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舞の海秀平さん

ラジオに舞の海秀平さんが出演していた。残念ながら、野球・相撲という男性なら誰しも詳しいジャンルに明るくない。でも、彼は歌も上手で、相撲取りとも違う覚え方をしている。
彼のお父さんの話。
寡黙な父であった。自分は学校に上がりたかったが、中学までしか行けなかったから、子どもたちを高校に上げた。だが、怠けているとわかったら、教科書を捨てたり学校に行って先生に「学校を辞めさせる」と申し出て、逆に先生から「学校に通わしてやって欲しい」と、頼まれたりしたようだ。真剣勝負の人だ。商売をやっていて、いつも資金繰りなどで心を悩まされていたようだ。銀行の支払いの時間に資金繰りが間に合わず、お金ができた時、車で銀行の人を追いかけて渡したということもあるという。銀行員からは「世の中があなたみたいな人ばかりなら良いのだが」と、いわれたようだ。信用を大事にする人だ。家に帰ると電気も消してアグラをかいて黙って目をつぶっていたという。「今になって思えば、子どもたちも学校にやらねばならず、商売や資金繰りのことなどもあり、考え事をしていたのだろう」と舞の海さんはいう。お酒を飲むのは好きで、夕方、自分で海からタコを採って来てはつまみにしていたという。倹約の人だ。お父さんはお母さんより年下だが、しっかりした年下のお父さんのようだ。歌が好きで、酔った時には千昌夫さんの歌などを歌ったという。舞の海さんも、吉幾三さんとか東北の印象の歌が好きみたいだった。