ivataxiの日記

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いつかは上質精米

お米をいただいた。玄米のままなので精米機にかける。100円で10kg。最初はピッタリ10kgごとに100円で精米していたが、最後に残るのは16kgと端が出た。100円で2回でもかまわないが、一気に200円で20kg以下というコースも選択できる。4kgの虚しさが悔しい。でも、8割の粗さでいつも精米しているのだが、今日は少しおごって標準を選ぶ。「いつかは上質精米」とも思うが、そんな贅沢をすると目が潰れてしまいますお代官様・・。精米機はせいまいというくらいで、かなり狭い。後ろが引き戸のガラスなので、すっかり中で何をしているか見えるから、スーパーマンが着替えるには向いていない。最初にお金を入れコースを選択したら、お米を入れる。しっかり機械にすべて滑らかに吸い込まれるならば良いのだが、少し金網の残ったりする。そんな時は、機械の金網近くを叩く。人によっては外でも聞こえる大きな音がする。今日はぼくもそんな気分だ。だが、外には間近に待っている女性が・・。「ジィ~~ッ」と、こっちを見ている・・そんな気がしたが、恐らくそうだろう。で、自制心を振り起して誇りを奮起して、少し優しく機械を叩いた。それでも、落ちない数粒のお米は指で音がしないように優しくはいて落とした。最後に、精米が終わった真っ白な因幡の白兎状の白米を袋に入れる。この時も、足踏みペダルで、袋に落とす部分のお米が残らないようにドラムのヒトみたいにジャンジャン踏んで音が出る。後ろの目線が気になる・・。で、優しくオルガン位に留める。ただで頂いた玄米なのに、何てケチなんだ?と、自分の生に対する執着心に賞賛を与えることにしよう。