ivataxiの日記

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闇鍋世代

大学では「闇鍋世代」が終了していた。受験の学科よりも面接が重視されていたようだが「学園闘争」を危険視する学校側の水際対策だったのかも知れない。入学して入った「漫画研究会」では「新入生歓迎コンパ」には参加しなかった。そこでは闇鍋こそないまでも、得体の知れない一応食品の部類を雑多に混入された液体を一気飲みさせられたようなのだ。マジメなはずの新人は、最初に仮面を剥がされて本来の本人さえも知らなかった本性を周知とした。今なら「アルハラ」だったり「一気飲み禁止」だったりという世論・マスコミをバックに断ることもできるだろうが。最近、大学を出た人に聞くとすでに「闇鍋」「得体のしれない液体」「一気飲み」は存在しないという。そういえば、学生時代には「カラオケ」はなかったから「誰かの部屋にギターを持ち込んでみんなで歌った」神田川世代である。