ivataxiの日記

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半どん

土曜日 どうよ?


土曜日である。そこまでは異論がないはず。昭和中期に小学校・中学校に通った小生(こなま)は、土曜日の授業は「はんどん」だった。「はんどん」とは、カツどんと親子丼を足して2で割ったようなどんぶりということ? じゃないよ。ともかく午前中の半日を学校に通うのだから、連休というのが貴重に感じる。
土曜日の朝は、どこかおでかけ風の団体さんが電車に乗り合わせる。コットンパンツにヤッケ。歩きやすい靴とリュックと毛糸の帽子。「あれれ、ぼくと同じじゃん?」という訳で、一緒に歩いて行くと、知らない人々はぼくがその団体の一員と信じたはず。見れば同世代、金余り・時間悠々・趣味お散歩連合ここに集結な土曜日の朝なのだ。「わかってる。わかってるんだ。みぃ~んなJRの陰謀なのよね」と、彼らの会話の中に真相のヒントがボソボソ聞こえる。でも、ぼくはまだ昭和な頭。何だか心から「土曜日はお休みなのね」とは、思えないところが残っている。いやいや、そろそろ、毎日が日曜生活なのだろうが。