ivataxiの日記

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コピペ

百済三蔵法師は天竺から経典巻物をたくさん持ち帰った。途中一緒だった「孫悟空」「猪八戒」「サゴジョウ」は連れ戻らなかった。そのお経は欲しい人が多かったから「写本」という形で、書き写された。現代ならボールペンもあるが、当時は、硯で墨を摺って筆で書いただろう。大変な作業だ。弘法大使はそれを日本に持ち帰った。これも日本で漢字にして書き写された。貴重な物だった。お寺が当時の権力者に焼き討ちされた時に、自分のお腹を割いて、中に隠して消失を免れたという話さえある。インドでは発見を遅らせるために、埋めた「埋蔵経」が、必要な時代に偶然掘り起こされるという。現代はパソコンが当然時代。学生の論文もパソコンで印字時代が長い。パソコンではコピー・アンド・ペースト、略して「コピペ」が、多用された。自分が苦労して推し量ったり、研究調査したのでもない事案が、ネットで探って、マネして自作として発表が簡単にできてしまう。だからなのか、最近は論文は「手書き」が増えたとも。