ivataxiの日記

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大きなヘッドフォンの自己表現

今は家人の使っていたアイフォン4Sを使い始めた。町を歩く人々は「白いコードのイヤフォン」をしている。「ipodiphone聞いてますぜ」という現代のアピールを感じてしまう。大きなヘッドフォンの自己表現というのもある。大きなラジカセを持って歩いた時代もあったが小さくても性能的にアイフォンの勝利なのだろうが、大音量スピーカーの存在感はそれなりに良い。だが、やはり重たくて疲れるのは困る。関西・関東で過ごした時期が長いが、当時は運転免許を持っていなかったし、必要も感じなかった。移動はバスや電車で良く歩いた。満員電車などで小さなラジオでなにやら聞いている中高年男子は決まってイヤフォンを使った。コードが細い二重の黄色っぽい奴だ。イヤフォンというとたとえアイフォンであってもその頃のイメージと重なる。いま中高年全力疾走中の身としては、あの二重黄色っぽいイヤフォンのイメージと自分をダブらせる訳にはいかないというささやかなこだわりがあり、あまりイヤフォンを使いたくないのだと思う。