ivataxiの日記

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錦織健さん

ラジオのインタビューで声楽家(オペラ)の錦織健さんの番組を聞いた。ネスカフェのCMで顔は見たことがあった。「ダバダァ~♪」。カチっとして冗談はいわない雰囲気だ。でも、インタビューでは、力が抜けている。陸上の短距離をやっていてわかったことは「勝てない奴には努力してもムダ」ということだとか。集合写真を見て他の筋肉質な部員に混じって自分はヒョロっとして筋肉はつかないタイプで違和感を覚えたという。しかし、声楽家の集合写真では自分に似たタイプの人が多くて「ここなら違和感がない」と納得したという。大学は国立音大の声楽科だということだ。いかにもマジメそうだ。だが、自信を持って東京に出たら、みんなすごい人ばかりで自信をくじかれたようだ。学科の勉強はするがかならずしもトップではなく「音楽に関わる仕事にでもつけたら」というスタンスだったという。でも同好会?で将棋を極めた。(当時はファミコンはまだハシリで面白くなかったようだ)物事を対極で見れるようになり、自分を客観的に見て自己改造を行なって行った。陸上部のトレーニングと声楽科の体のメンテナンスが似ていたともいう。「弱点を克服する」ことに務めたという。長所はあまり伸ばす必要もなく短所がクリアすることによってバランス・完成度が上がって行ったようだ。卒業時には、そのまま声楽でもう少し東京でやって行くことになり、国費留学もしたという。結局、いつしかプロになっていたという。