ivataxiの日記

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オヤツにバナナ

オヤツにバナナがある。「あるな」という感じ。いや待て。かつてバナナは高嶺の花だった。小学校1年の時に手術で入院した。痛かったり怖かったり何も良いことがなかった。だが時折、両親・親戚がお見舞いに来る。いや「お見舞い」を持って来る。メロンは高価過ぎるが、そこそこの果物や珍しい例えばパインや桃の缶詰などもある。バナナは中でも王者・王妃の別格の果物だ。退院すると、普段は口にできない。アイスクリームでバナナ味というのがあって、でも味より香りがすごくつけてある。何だかリッチなきぶんになる。まだまだパパイヤとかこしゃくなな海外の果物が入って来てはいなかった頃。そういわゆる昭和なのである。