ivataxiの日記

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目の数

母親が、ぼくの子供の頃よく話していた話。「人間は目が二つ。あたりまえや。せやけど、一つ目ばっかりの国に行ったらな、目が一つ多いやんか、と、いわれる。ほんで、今度は三つ目の国に行ったらな。目えが一個足りへんで、いわれるねんで。人間は目が二つや。そんでええねん」という話。まったく何を言っているのかわからない繰り言。でもわからないまま覚えている子供時代の母の繰り言。