ivataxiの日記

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くらげの頃

小学校に上がる前の夏には香川県観音寺の海辺に良く預けられた。8月の終わりに近い頃からはクラゲが発生するとかで「海に入ってはいけない」と大人からいわれた。ここ浜名湖は海もあり川もあり湖もある。だが遊泳禁止だ(川は良い?)。そこに海があるのに泳げないなら海の動画を見るようなものだ。でもサーファーたちは元気でかまわず海に入っている(時々亡くなる人も・・)。サーファーには一人しか知り合いがいないが「クラゲが出てるから今は海に入れないでしょ?」と聞くと「気にしません」という。海に出る時、手をクラゲに刺されながら漕ぎ出す。「あとでガムテープで針を取ります」と簡単にいう。海の中でサボテンの上で転がったみたいな物だ。サーファー魂を見た。
酒飲みにとってはクラゲ・ウニは旨い物にすぎないだろう。水槽に小さなクラゲがたくさん浮くのを見てまったりと時を過ごすのもアリだし、巣水族館でのクラゲはイルカ・ペンギン(動物園にもいる)には及ばないが人気である。
釣り人にとってはヒトデ同様「またか?」的存在だ。
カツオノエボシに子供の頃やられたという人はヤケドみたいに残ったというし、救急車で運ばれる深刻なケースもあるようだ。ともかく今は海もクラゲの頃。できれば地上の夏を楽しもう。