ivataxiの日記

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おとなしいイヌがほえる

週に三度の掟。今朝はゴミ出しの日。同じ道を往復するのではなく、周回コース。いつもは大人しい柴犬にすごく吠えられた。このイヌは雄なのか雌なのかその中間なのかということは聞いたこともないし、立ち入って知らなくても良いと思ってこれまで生きて来た。名前も知らない。ともかく今朝はちょっと狂った感じで吠えまくっている。小さい柴犬で人相?も可愛いからそんなに怖くない。よく見るとぼくに吠えているのではないみたいだ。世相・人事・社会に対する怒りを覚えたのだろうか?そのワンコの視線の先に日傘を刺した若い女性が歩いていた。ズームしてもっと良くみるとその左手にはロープが自在に伸びる装置があり、さらにその先にはワンコが歩いていた。そのワンコも柴犬で、時折こちらを振り返りながら女性に従って歩いて立ち去っている所だった。普段はこの女性の父親がお散歩の担当なのだが、今朝は娘が代行しているようだ。娘は吠える犬にも振り向くワンコにも興味を示さず、ひたすら自身が日焼けしないように早く家路につきたいという感想をお持ちなのではないかと思えた。時折、ワンコが振り返るのは尿意なのか?・・・そうでもない。尿意なら振り返る必要はない。ならば、やはり吠えるワンコノ声に反応しているのだろうか?仮説だが、吠えているのは雄犬で、振り返っているのが牝犬(逆でもいい)。きっと同性同士ならもっと覚めている朝の挨拶なのではないだろうか?父親の担当の日ならば、もう少しワンコたちの意向に沿って、少しは語らいの時間を裂いていたのだろうか?何しろワンコの言葉はわからない。すべて勝手な推論に終始する朝なのである。