ivataxiの日記

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米を追う日本

現在、世界の大金持ちは、石油・金融・ITかも知れない。かつて、カタログ文化盛んな頃のアメリカでは「シアーズのカタログ」が、各家庭にあって、買わなくてもめくって楽しいひとときを過ごせたという。そんな業界で「ウオルマート」が追い上げた。「ロープライス・エブリデー」のスローガンの名のもとに(少なくとも創始者サム・ウオルトン存命まではアメリカで拡大を続けた歴史があった。もとは小さな個人の雑貨店を営んだサムだが、成功し、乗っ取られ苦い思いで初号店を手放す。だが、諦めない彼は、別の店舗にさらに失敗から学んだ成功のエキスを加えて増殖を繰り返す。ポケットに「コーヒーを買う小銭」はない彼が「アメリカ一の株主・お金持ち」という真逆の評価を受ける。個店が全盛の時代が、大型店の他店舗展開に飲まれる過程に、コンビニエンスストアがスキマに大発生する。だが、大型店も営業時間を伸ばし、カタログ展開を浸透させ、コンビニは消えて行く。その経営者たちを飲み込んでさらに大型店は大きくなった・・という歴史があった。現在の日本も、少し似た感じがするのだが・・。